真剣
013 心音
ココロの音
カラカラ
コロコロ
いろんな音
フワフワ
ドキドキ
いろんな音
みんな同じじゃない音
それぞれの音
ココロの音
空に舞い上がり
陽にひかり
届け 想いとともに
ココロノオト
みちしるべ
誰かを思って過ぎる時間はく
長いようで短いようで
誰かを思い
自分を見つめてくれる誰かを探すのかもしれない
わかろうとする気持ちと
わかって欲しいと思う気持ち
どっちも貪欲にあるものかもしれない
でもきれいごとじゃないから
わかって欲しいと思う気持ちのほうが強いのかもしれない
誰かの中に自分を探して
自分の意味を求めてるわりに
自分にとって都合のいい自分の意味しかしりたくない
見たいものだけしかうつらない
感じたいものしか感じない
そうなれたら
そうなってしまったら
道しるべは何処を示すのか
picture・ word by yochan
picture by yochan
62 風の回廊
雲の間
空の間
何処かへと続く道
雲も光も通れず
ヒトは感じることしかできない
其処へいくのを許されたのは
風
ただ独り
何処へ向かうか
風しだい
吹き抜ける風
空へ舞い上がったそのときは
その道を歩いているのかもしれない
風だけの
風の道
何処へ続くか
風の回廊
53 ココロ
季節が巡っていくように
人のココロも変わっていく
季節が移り行くように
人の想いも変わっていく
変わらないものが
あってほしいと願う
季節が巡っても
移り行く季節でも
何も変わらないココロが
あってほしいと願う
でも
一番変わるのは
自分のココロなのかもしれない
桜華
桜咲く
私の心で桜咲く
優しく暖かな出会ひにて
私の心で桜咲く
桜咲く
私の心で桜咲く
猛き心に支えられ
私の心で桜咲く
桜散る
私の心で桜散る
一つの思ひに縛られて
私の心で桜散る
桜散る
私の心で桜散る
弱き心と向かひ逢い
私の心で桜散る
桜咲き
優しい香りに心包まれ
桜散り
汚き沼に心落ち
それでも・・・
いずれ・・・
私の心で華芽吹く
picture by yochan
12安らぐ場所
いつも笑い泣き
そして眠る
ただそれだけの居場所
当たり前のことを
当たり前にできる場所
友達という空間
親という空間
自分という空間
空間という名の場所
自分が
自分に戻れる場所
それが
自分にとっての安らぐ場所
レンズ
レンズを覗くとき
色が写るような気がする
空気の色
感情の色
自分の色
景色の色
いろんな色がまざりあい
レンズに写る
ココっていう一瞬
シャッターを押す
出てきたものには
自分の色が一番強く写り
ほかの色と混ざり合う
他人の色と自分の色
混ざり合うときに
惹かれるものがある
レンズを覗く
色を探して・・・
word picture by yochan
波の中
時の波に飲み込まれて
ボロボロになった。
感情の波に飲み込まれて
ズタズタになった。
痛みの波に飲み込まれて
全てを忘れたふりをしていた。
自らの流した血の波に飲み込まれて
痛みを感じる事さえ出来ずにいた。
記憶の波に飲み込まれて
本当の気持ちを見つけられずにいた。
他人の波に飲み込まれて
素直なモノを拒否していた。
虚飾の波に飲み込まれて
意地とプライドだけが育っていた。
波を潜って
波から逃げて
波に逃げ込み
波を受け入れた。
そして
今、辿り着いた先は
暖かな眼差しに抱かれて
素直に微笑み
眠っている
word by tae
未完成
進んでも進んでも
上っても登っても
完成しない自分
いつまでもいつまでも
どこかへパーツを探しにいく
ひとつそろえば
またひとつ
終わりのないパズル
いつまでも未完成な自分
word・picture by yochan
08詩(うた)
詩(うた)に乗せて
想いを風にのせる
風に吹かれた想いを乗せた詩(うた)
何処へ行くのか
一方通行なのか
誰かが受け取るか
そんなのわからない
誰かに届けと願い
誰か聞いてと想い
誰か笑ってと祈る
想いの詩(うた)
風にのって何処へいく?
自分の想い・・・何処へ飛ぶ?
09おひるごはん
お腹がすいて
外へ出て
ベンチにすわる
お天気の日
パンを食べて
缶コーヒーのんで
ため息ひとつ
タバコに火をつけ
煙とともに
そらをみる
お天気の日
いつもの日常
おひるごはん
color
あなたの色に染まる?
私の色に染まる?
そんなのおもしろくない
私は私のいろ
あなたにはできないはずの色
あなたは貴方の色
私には真似できない色
それが混ざり合ったとき
なにが生まれるのか・・・
私は違う色でいいと思う
あなたは同じ色でと言う
中途半端な答えに
私は頷かない
あなたも頷かない
どこまで行っても
平行線のまま・・・
お互いの色が重なりあうことは
できないのだろうか・・・
word・picture by yochan
92 理由
訳もない
理由もない
ただそうしたかっただけ
ただ風が吹いたから
アルピニストが山を登るとき
「山があったから」
そう言うのと同じ
ただそうしたかっただけ
独りが良いとか
あなたを傷つけたくないとか
そんなに想いの入ったものでもなく
ただそうしたかっただけ
訳なんて
理由なんて
後から
ついてくるもの
後から後から
歩いてくるもの
自分の行動を説明するためだけに・・・
99 虚無
やってもやってもダメばかり
私の周り
ダメってコトバだけが並んでる
走っても走ってもダメばかり
私の景色
ダメってコトバだけが見える
ココロにぽっかり穴あけて
穴開いてる事にも気づかない
そんな想いばかりにはなりたくない
燃え尽きたココロの
くすぶってる小さな火
最後に守るべき小さな火
私の私が見つけて守ってきた小さな自信
これだけは
消されたくない
ダメってコトバで・・・
虚無って色で・・・
15風に吹かれて
風に吹かれて 流されてみたい
何処へいくのか
どんな色が見えるのか
水が流れていくように
風に吹かれて 流されてみたい
他人が思うほど
弱くも強くもないのが
きっと自分というもの
風に吹かれて
流されてみたい
シャボン玉のように
そらの中へ
『約束』
今まで作り上げてきた物
自分が自分であるために
摂られても盗られても
また
一つ一つと作り上げてきた物
少しずつ少しずつ
慈しみ育ててきたもの
今の自分であり続けるために
必要な物
『今』という時
その時の中に存在する『人』
その人たちの中で生きていく『自分』
その自分であるための『夢』
その夢を見続けるための『想い』
その想いと共に生きる『今』
もう誰にも奪わせはしない
自らの内の何を犠牲にしたとしても
自らの内の何を使ったとしても
自らの内の一番醜いモノを使ったとしても
見たくないものを眼下に吐き付けられたとしても
大切なモノだけは守りたい
守ってみせる
自らの内で一番大切な
『約束』
word by tae
91お邪魔虫
今の私をあらわすなら
「お邪魔虫」
ネコとい生物らしい私は
ヒトを癒すとも言われているが
それは勝手に言われていること
私の知ったことではない
今の私はただの「お邪魔虫」
なんてことはない
傍にいて欲しいときだけ
伸びてくる手
傍にいてほしくないときだけ
向ける背中
気まぐれな私には丁度いい
なんてことはない
今の私
ただの 「お邪魔虫」
蒼
ことば ひとつ のみこんで
くやしさ ひとつ のみこんで
さみしさ ひとつ のみこんで
ガラスのビンはいっぱいになる
蒼く澄んだガラスのビンは
何も言わず ひとつひとつ受け入れて
当たり前のように 立っている
蒼色にのみこまれて
いつしか ゆらりと 水にかわる
流れてゆけるように
word・picture by yochan
word by tae
picture by yochan
20 おやすみ
夢を見た
何もなくてただ光があった
ただそれだけ
目覚めて首をかしげた
何もなくてただぼうっとした
ただそれだけ
なんだかちょっと安心した
なんだか分からないけど
安心した
そして
また毛布を抱えて
枕を抱いて
まるくなって
眠った
おやすみなさい
21痛み
誰しもココロに抱える痛み
その痛みは
本人にしかわかることはできない
一緒に感じていたくても
一緒に想っていても
それでも
結局は本人にしかわからない
何もすることはできないだろうか?
偽善と言われてもいい
ヒトが泣いている傍で
肩を貸すことしかできない自分に…
苛立ちを覚える
痛み
ココロを痛めた分だけ
優しくなれるという…
優しいヒトだけが
ココロを痛める
無神経に刃物を振り回すもの
痛めていることにすら
気が付かず
上から見おろすだけ…
そんな人間にはなりたくないと願ったのに…
振り返った先に見えた顔
刃物を振り回していたのは
誰でもない
自分だったかもしれない
word by tae
picture by yochan
word・picture by yochan
word・picture by yochan
85 あなたに見えますか?
小さな変化が見えますか?
ココロも変わる
ヒトも変わっていく
そんな変化が見えますか?
小さな小さなものだけど
些細なささいなものだけど
気がつかずに
通り過ごしてしましそうなもの
小さな日常の変化
小さな変化の生む小さな幸せ
あなたにはみえますか?
96 氷点下の微笑
土足で上がりこむあなた達に
「同情」という言葉で入ってくるあなた達に
私ができる唯一の反応
それが
氷点下の微笑
笑顔で隠す傷つく心
word by tae
picture by yochan
word・picture by yochan
夢語り
夢を見る
手の届く夢を見る。
手の届かない夢を見る。
叶うかもしれない夢を見る。
叶う事の無い夢を見る。
夢を見る。
理想の自分に為れる夢。
全くの他人になれる夢。
新しい世界を築く夢。
知らない土地へと消える夢。
夢を見る
手の届く夢を見る。
手の届かない夢を見る。
叶うかもしれない夢を見る。
叶う事の無い夢を見る。
夢を見る。
好きになってもらう夢。
自らを好きになれる夢。
人に認めて貰う夢。
自らを認められる夢。
夢を見る
手の届く夢を見る。
手の届かない夢を見る。
叶うかもしれない夢を見る。
叶う事の無い夢を見る。
夢を見る。
それでも人は夢を見る。
届くと信じて夢を見る。
叶うと信じて夢を見る。
そうして夢は繰り返す。
そうして夢は限りなく続く。
word by tae
picture by yochan
word by yochan
picture by yochan
風が通り抜けるくらいの
君との距離
コレが
二人の距離
決して縮まることのない距離
手を伸ばせば届くけれど
決してあと一歩は踏み出さない
それが暗黙の了解
一番心地よい
君との距離
word by yochan
picture by yochan
言霊
言葉の霊…
「ことだま」って何?
葉のもつ力
言葉のもつ危うさ
言葉の…
何?
そこにいても
誰にもうつらないのに
言霊は
そこにいるんだろう
一つ一つ
言葉が降り積もるたびに
言霊は
それにより添う
誰に気づかれなくても
「それが定め」
そう言うのか…
言霊よ
どうやったら
あなたに響く?
言霊
どうしたら
あなたに気づける?
欠片
他人の中の
カケラを集める。
他人の中の
私のカケラ。
私の中の
カケラを集める。
私の中の
他人のカケラ。
私は私の為に生きるし、
そいつはそいつの為に生きてる。
でもさ・・・
でも
それだけじゃないよね。
私の中に
大切な誰かの
あいつの中に
大切な誰かの
私の中に
まだ見ぬ誰かの
あいつの中に
まだ見ぬ誰かの
小さな、そして大きな
カケラがずっとあるかぎり・・・。
word by tae
picture by yochan