013心音
013 心音
ココロの音
カラカラ
コロコロ
いろんな音
フワフワ
ドキドキ
いろんな音
みんな同じじゃない音
それぞれの音
ココロの音
空に舞い上がり
陽にひかり
届け 想いとともに
ココロノオト
013 心音
ココロの音
カラカラ
コロコロ
いろんな音
フワフワ
ドキドキ
いろんな音
みんな同じじゃない音
それぞれの音
ココロの音
空に舞い上がり
陽にひかり
届け 想いとともに
ココロノオト
62 風の回廊
雲の間
空の間
何処かへと続く道
雲も光も通れず
ヒトは感じることしかできない
其処へいくのを許されたのは
風
ただ独り
何処へ向かうか
風しだい
吹き抜ける風
空へ舞い上がったそのときは
その道を歩いているのかもしれない
風だけの
風の道
何処へ続くか
風の回廊
53 ココロ
季節が巡っていくように
人のココロも変わっていく
季節が移り行くように
人の想いも変わっていく
変わらないものが
あってほしいと願う
季節が巡っても
移り行く季節でも
何も変わらないココロが
あってほしいと願う
でも
一番変わるのは
自分のココロなのかもしれない
12安らぐ場所
いつも笑い泣き
そして眠る
ただそれだけの居場所
当たり前のことを
当たり前にできる場所
友達という空間
親という空間
自分という空間
空間という名の場所
自分が
自分に戻れる場所
それが
自分にとっての安らぐ場所
08詩(うた)
詩(うた)に乗せて
想いを風にのせる
風に吹かれた想いを乗せた詩(うた)
何処へ行くのか
一方通行なのか
誰かが受け取るか
そんなのわからない
誰かに届けと願い
誰か聞いてと想い
誰か笑ってと祈る
想いの詩(うた)
風にのって何処へいく?
自分の想い・・・何処へ飛ぶ?
09おひるごはん
お腹がすいて
外へ出て
ベンチにすわる
お天気の日
パンを食べて
缶コーヒーのんで
ため息ひとつ
タバコに火をつけ
煙とともに
そらをみる
お天気の日
いつもの日常
おひるごはん
92 理由
訳もない
理由もない
ただそうしたかっただけ
ただ風が吹いたから
アルピニストが山を登るとき
「山があったから」
そう言うのと同じ
ただそうしたかっただけ
独りが良いとか
あなたを傷つけたくないとか
そんなに想いの入ったものでもなく
ただそうしたかっただけ
訳なんて
理由なんて
後から
ついてくるもの
後から後から
歩いてくるもの
自分の行動を説明するためだけに・・・
99 虚無
やってもやってもダメばかり
私の周り
ダメってコトバだけが並んでる
走っても走ってもダメばかり
私の景色
ダメってコトバだけが見える
ココロにぽっかり穴あけて
穴開いてる事にも気づかない
そんな想いばかりにはなりたくない
燃え尽きたココロの
くすぶってる小さな火
最後に守るべき小さな火
私の私が見つけて守ってきた小さな自信
これだけは
消されたくない
ダメってコトバで・・・
虚無って色で・・・
15風に吹かれて
風に吹かれて 流されてみたい
何処へいくのか
どんな色が見えるのか
水が流れていくように
風に吹かれて 流されてみたい
他人が思うほど
弱くも強くもないのが
きっと自分というもの
風に吹かれて
流されてみたい
シャボン玉のように
そらの中へ
91お邪魔虫
今の私をあらわすなら
「お邪魔虫」
ネコとい生物らしい私は
ヒトを癒すとも言われているが
それは勝手に言われていること
私の知ったことではない
今の私はただの「お邪魔虫」
なんてことはない
傍にいて欲しいときだけ
伸びてくる手
傍にいてほしくないときだけ
向ける背中
気まぐれな私には丁度いい
なんてことはない
今の私
ただの 「お邪魔虫」
20 おやすみ
夢を見た
何もなくてただ光があった
ただそれだけ
目覚めて首をかしげた
何もなくてただぼうっとした
ただそれだけ
なんだかちょっと安心した
なんだか分からないけど
安心した
そして
また毛布を抱えて
枕を抱いて
まるくなって
眠った
おやすみなさい
21痛み
誰しもココロに抱える痛み
その痛みは
本人にしかわかることはできない
一緒に感じていたくても
一緒に想っていても
それでも
結局は本人にしかわからない
何もすることはできないだろうか?
偽善と言われてもいい
ヒトが泣いている傍で
肩を貸すことしかできない自分に…
苛立ちを覚える
痛み
ココロを痛めた分だけ
優しくなれるという…
優しいヒトだけが
ココロを痛める
無神経に刃物を振り回すもの
痛めていることにすら
気が付かず
上から見おろすだけ…
そんな人間にはなりたくないと願ったのに…
振り返った先に見えた顔
刃物を振り回していたのは
誰でもない
自分だったかもしれない
85 あなたに見えますか?
小さな変化が見えますか?
ココロも変わる
ヒトも変わっていく
そんな変化が見えますか?
小さな小さなものだけど
些細なささいなものだけど
気がつかずに
通り過ごしてしましそうなもの
小さな日常の変化
小さな変化の生む小さな幸せ
あなたにはみえますか?
96 氷点下の微笑
土足で上がりこむあなた達に
「同情」という言葉で入ってくるあなた達に
私ができる唯一の反応
それが
氷点下の微笑
笑顔で隠す傷つく心
風が通り抜けるくらいの
君との距離
コレが
二人の距離
決して縮まることのない距離
手を伸ばせば届くけれど
決してあと一歩は踏み出さない
それが暗黙の了解
一番心地よい
君との距離