癒される時
なにをしててもなんだか癒される時ってのはありますね。
思っていた感じに写真が出来たとき、友達にうれしいこと言われたとき
働いてるときでもあるんですよねぇ〜まぁでないとやっていけませんがねw
少し認知症のあるおばあちゃんが肺炎で入院してきました。ちっこいちっさいおばあちゃんです。
もう95歳になるのに、車椅子だけどちゃんと座ります。そして、ご飯が大好きw
肺炎って誤嚥性だから、ご飯の飲み込みはあまり良くなくて、だからペーストっていう固形のない、とろとろとしたご飯なんだけど、だいたいご機嫌なときは笑顔で食べてくれる。
「おいしい?」って聴くとだいたい『おいしい』って笑顔をみせてくれるんだけど・・・その表情が本当においしそうで、かわいくて癒されるw
一回、飲み込み悪くて、口の中でナカナカのどへ入っていかないから、「はい、ごっくんしてください」って言った。
そしたらそのおばあちゃん、両手を胸に持ってきて小さなこぶしを作って、コツってぶつけるように合わせて『ごっつん?いたいの?』って私を見ていった。
そのしぐさに夜勤明けな私は思わず笑って、疲れがなんだかふっとんだ感じでしたw
そのおばあちゃん、50歳から歳をとらないw
いつ聞いても『50です』と笑って答えてくれる。「何が食べたい?」って聞くと決まって『タイメシ』って答える。
「○○さん」って呼んでもあまり反応してくれないけど、「○○おばぁちゃん」っていうとちゃんと反応してくれる。家族がそう呼ぶからなんだと思う。
問題行動がないわけではなかったけど、なんだか愛嬌があったおばあちゃんだった。
タイメシ食べさせてあげたかったなぁと思った。
仕事していて、こんな些細な瞬間に癒される時がある。いつも声を発しない人が発したり、出来なかったことが出来るようになったり、まぁ、だからこそなんだかんだ言いながらでもやっていけるのかもしれない。
寂しい別れもあるけれど、ほとんど頑張ったねっていう歳だからね。だからお疲れさんってなる。
看護士として何ができるのか?なんて、いつまでたってもわかんないし、私は私でしかないから。
頭悪いので難しいことわかんなくて、多分気づいてあげられてないこともたくさんあるんだろうなぁって思うし、人間同士だから仕事って割り切ってても嫌な人ににっこりは・・・たまに疲れるしw
『おに〜』って言われる事もある。w
出来るなら自分でって思うからねw
まぁいつまでやっていけるのかわからない仕事だけど、結構深く考えすぎてしまうとキツイ仕事だけど
癒されたり楽しかったりする所、ちゃんと見つけていきたいね
結局、看護士も患者さんに助けられてたりもするんだなぁ〜w
コメント
嚥下障害のある某おばあちゃんで、「ゴクンって飲んでね」といったら「ゴックンゴックン」と飲まないで声をだしてた(笑
喉のマッサージやアイスマッサージなんてものあるけどね。管理栄養士が言うには、「嚥下障害だからといってやたらに飲みやすくミキサーやトロミ食にしちゃうと、かえって嚥下障害しやすくなるんだよ。」との事。嚥下がしっかりしてるひとは、1分間に飲み込み5〜8くらいできるみたいだけど、2回以下の人は困難みたい。意識して飲み込むってのが実際やりにくいと思った。
トロミ食の方で、ごはんだけ口にいれると飲み込みにくいから、トロミをつけた汁をオブラートみたいな感覚で包んでから飲ませるとスムーズにいけるよ。色々試したり工夫の日々。ん〜食事一つとっても色々あるんだね。
どこにでもかわいいおばあちゃんはいるよw
けれどその反対もいるんだよね!!気を取り直して明日もがんばろ(笑
Posted by: どわちゃん | 2007年03月10日 21:12
アイスマッサージとか結構良いみたいだよ。うちもSTさんがしている。うちはSTさんがいるから栄養士さんとSTさんとにお願いする事も多い。結構回復してくるもんなんだよねぇ〜嚥下能力。
ようは食べたいって本人が思ってくれるかどうかだね〜
可愛い人はかわいい。またその逆もそうw
日々、何かがありますなぁ〜
Posted by: yochan | 2007年03月10日 23:58